後悔しない葬儀社選びのコツとは?詳しくご紹介

葬儀社選びに悩んでいる女性

 

冠婚葬祭の中で唯一、事前に予定が立てられない葬儀は、多くの人が何から取り掛かればよいのか戸惑うものです。中でも最初に決めなければならない葬儀社選びは、限られた時間の中でバタバタと決めてしまいがちで、後悔したという話もよく聞きます。

そこで今回は、故人や遺族が納得できる葬儀になるよう、葬儀社選びのコツを解説ししていきます。

 

葬儀社決定と連絡のタイミング

現在、亡くなる人の約8割は病院(介護施設を含む)で最期を迎え、残り2割近くが自宅で看取られています。いずれの場合も葬儀社をすぐに決めなければいけませんが、亡くなった場所によって手配のタイミングが若干異なります。

 

病院で亡くなった場合は、病院提携葬儀社になる可能性もある

病院の霊安室で遺体を安置できるのは3時間程度のため、その後は自宅もしくは葬儀場に搬送しなければなりません。このときすでに遺族が決めた葬儀社があればそこから遺体搬送車を呼べますが、まだ決まっていない場合は病院が提携している葬儀社の車が手配されます。

遺体搬送のみの利用も可能ですが、この時点で葬儀社が決まっていない場合、病院提携の葬儀社を紹介されます。自動的に段取りが進んでいくのでスピードは早いのですが、料金が高めだったり希望に沿わなかったりする形で終わる可能性が否めません。

もちろん紹介を断ることはできるので、なりゆきまかせにならないよう、冷静に判断することが大切です。

 

自宅で亡くなった場合は葬儀社への連絡がやや遅れる

医師の立ち会う臨終でなければ、自宅で亡くなった場合はまず病院か警察に連絡し、死亡診断書や死体検案書の手続きを終えてから葬儀社に連絡します。

そのため、病院で亡くなったときよりも葬儀社への手配が遅れます。それから葬儀社選びを始めると、葬儀社の決定が遅れ、ドライアイスの手配や火葬場の空き状態の確認などをすぐに行えません。

このような事態を避けるためには、葬儀場を生前に選んでおく必要があります。

 

生前に納得のいく葬儀社を決めておけば、遺族の疲労や失敗が防げる

生前に自分の葬儀会場や演出を決めておく人が増えたのは、自分自身が理想とする葬儀を行いたいという気持ちだけでなく、遺族に慌ただしい中で葬儀社を探すなどの負担をかけたくないという気持ちもあるでしょう。

時間に迫られ、知識もない中で多くのことを一度に決めていると、失敗も起きやすいです。必要以上の金額で納得のいかない葬儀を行うことになる可能性もあるため、生前に家族で葬儀場の見学や、葬儀で何をすべきか調べておくとよいでしょう。

 

葬儀社の種類と特徴

それでは葬儀を行うにはどのような葬儀社に頼めばよいのでしょうか。ここからは葬儀社の種類と特徴についてご紹介します。

 

公営斎場

  • 自治体などが運営する斎場で火葬場が併設されているものも多い
  • 利用料は比較的安い
  • 利用希望者が多く予約が取りにくい
  • プランや演出に制限がある

 

民間の斎場がある葬儀社

  • 民間経営で自社のホールを有している
  • さまざまなプランや演出があり金額に応じて選べる
  • 宿泊設備が整っているものも多く、きめ細かな対応が可能
  • 内覧会や見学会があるので実際に会場を見て質を確認しやすい
  • 前もって葬儀の相談ができる
  • アフターフォローが充実している

 

冠婚葬祭互助会

  • これまでの積立金があるので葬儀費用の負担が小さい
  • 会員特典があり家族全員が対象者となる
  • 会場やプランが限定される
  • 解約手数料が大きい

 

インターネットの葬儀社 

  • パッケージ化された葬儀をインターネットで販売
  • 実際の葬儀は提携先の葬儀社が請け負う
  • 地域内に複数の提携葬儀社があるので、一括で見積もりの比較ができる
  • 対面での細かい打ち合わせや想いを伝えられないまま葬儀になることがある

 

 

葬儀の形式や規模、演出、金額、対応からぴったりの葬儀社を割り出す

上記でご紹介した以外にも、生協・JA・共済など、比較的リーズナブルな料金で葬儀が行える組合系の葬儀社もあります。このように葬儀社のタイプにはそれぞれ特徴があり、同じ民間葬儀社でも施設や対応は異なります。

選び方としては、行いたい葬式の形式や規模、演出内容や金額を決め、それにあう葬儀社を探すのがおすすめです。

 

希望する形式・宗派に対応してくれるか

従来のお通夜と告別式を2日間に分ける葬儀だけでなく、通夜を行わず告別式だけの1日葬、告別式をせず火葬のみの火葬式と、現代では形式もさまざまです。このように自由な形式やいろいろな宗派(無宗教も)にも対応できるのか、確認しておくことも大切です。

 

規模にあうスペースがあるか

いわゆる一般葬で、大人数を呼ぶ葬儀であればそれなりのスペースが必要ですが、近親者のみで行う家族葬なら家族葬専用館や小さなスペースのある葬儀場の方が落ち着けます。

 

希望する演出に快く応えてもらえるか

個人が生前好きだったものに囲まれたり遺族がやってあげたい演出だったりなど、定型プラン以外の希望に応えてもらえるかどうかも大事な要素といえるでしょう。

 

予算内に収まる見積もりか

見積もりの出し方に疑問を感じる葬儀社には注意が必要です。

たとえば金額が高過ぎる場合は、不要なサービスまでがパック化されているかもしれません。逆に安過ぎる場合には後からオプションとして多くのものが加算され、合計金額が非常に高額になってしまうケースもあります。

そのため、予算を伝えた上で、見積もり書の内容説明をしっかりしてもらえる葬儀社がおすすめです。

 

スタッフの対応を見極める

物理的な条件や金額はもとより、スタッフの対応も葬儀社選びのポイントです。たとえば低予算でも態度を変えず不要なプランを押しつけない、契約を急がせない、説明はわかりやすく丁寧にする、遺族の気持ちに寄り添うといった基本的な対応ができていることも葬儀社を選ぶ大切な基準です。

 

まとめ

今回の記事では、葬儀社の選び方について解説してきました。葬儀は予定が立てられないからこそ事前にしっかり検討し、故人遺族の意向に沿ってくれる葬儀社を選びたいものです。「株式会社花セレモ」ではさまざまなご葬儀に対応し、経験豊富なスタッフが親身になってアドバイスいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

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