葬儀の喪主は何をしなければいけない? 喪主の決め方や仕事をわかりやすく解説

数珠

喪主(もしゅ)とは、葬儀の中で遺族の代表のような役割を担当する人のことです。大切な人を亡くした直後に、先頭に立って何かをしなければならないと思うと、精神的には大きなプレッシャーがかかることかと思います。

そこでこのコラムでは、喪主になった人はどんなことをしなければいけないのかを、わかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

喪主は誰が行うべき?

喪主を務めるのは、分かりやすく言えば故人から見て最も親しい人であることが一般的です。社葬などを除けば、多くの場合は故人の配偶者、兄弟姉妹、親子などが喪主になることが多いでしょう。

ひと昔前の日本では家父長制度が強かったため、男性が喪主を務めることが重視されていました。そのため男性が亡くなった場合はその妻ではなく、兄弟や長男が喪主になるケースが多くありました。しかし現在ではその慣習は薄れ、妻や娘など女性が喪主を行うことも珍しくはありません。

ただし地域によっては、以前からの慣習を重んじる所もあります。わからない場合は地域に根差した葬儀会社に相談してみることをお勧めします。

喪主が行うべきことの一覧

喪主になった人はいくつもやることがありますので、以下に列挙します。ただし、喪主になったからといって全て一人でやらなければならないというわけではありません。喪主を務める人は故人に最も近しい人ですから、悲しみや痛みもひとしおです。家族や親せきなど信頼できる人に相談して仕事を分配しながら、無理が無いように進めていきましょう。

故人の信仰、宗派などを確認する

配偶者や親子であればわかっているケースが多いと思いますが、故人がどのような信仰を持っていたかを確認して、どんな葬儀を行うのかを決めましょう。

葬儀社と相談して葬儀の段取りを決めていく

葬儀をどのように行うかについては決めることがいくつもあります。一般葬や家族葬など葬儀の規模感を決めること、自宅葬にするのか斎場で行うのか、寺院や教会で行うのかなどの場所の決定、予算や日取りの決定、参列者への連絡、遺影を準備すること、返礼品、参列者をもてなす料理の手配などがあります。

このように並べて書くと初めての場合、とても難しい仕事に感じられると思いますが、実際には葬儀社が実例をあげてアドバイスしてくれることが多いので全てをゼロからやるということではありません。それだけに葬儀社選びこそが重要ということも言えます。

その他

他にもいくつかの注意点があるので、ここでは個条書きに列挙していきます。

  • 故人に親しかった人に弔辞(ちょうじ)をお願いするような場合は、相手の準備もありますからできるだけ早めにお願いしましょう。

     

  • 喪主自信も挨拶をしなければなりません。難しいことを言う必要はありませんが、緊張や悲しみで言葉が出ないということはよくあります。できるだけ挨拶文は紙で用意しておきましょう。

     

  • 火葬許可証や葬儀の見積もりなどの書類、香典やお布施などの現金の管理も非常に重要です。1日から2日の間にバタバタと済まさないといけないことも多いので、現金と書類の管理には特に気をつけましょう。

     

  • 葬儀に際しての供花や供物の並べ方などにも気を使いましょう。供花は祭壇の左右が喪主、続いて祭壇に向かって右、左と交互に以下の順序で並べていきます。喪主の兄弟 – 喪主の姉妹 – 喪主の子供 – 故人の兄弟姉妹 – 故人の妻の兄弟姉妹 – 喪主の兄弟姉妹の子供 – 喪主の妻の両親、と続いていきます。

     

  • 基本的に血縁が近い相手から祭壇に近い側に右、左と並べていき、次いで友人、職場という順序です。これらは地域によって異なる場合もあるので、地域に根付いた葬儀社に相談すると良いでしょう。

     

  • お通夜や葬儀の際に僧侶に渡すお布施、火葬場への車の手配、火葬場の係員への心づけなども必要です。お布施や心づけは地域によって慣習的な金額もありますので、いくら包むかは葬儀社に相談しましょう。

     

まとめ

葬儀における喪主の意味や決め方、行うべき仕事の内容についてまとめました。

花セレモは東京都稲城市にある葬儀を専門とする会社です。当社は多くの葬儀に携わってきましたので、初めて喪主を務められる方でも安心して式を進められるように、さまざまなアドバイスを行っています。喪主をうまく務められるか心配、という方はぜひ当社にご相談ください。

当社は大切な方をお送りする葬儀をとり行うにあたって、3つのことを約束させていただいています。それは、できる限り経費の無駄を省き、費用面の不安を取り除くこと、故人とご遺族の御希望に可能な限り寄り添うセレモニーを行うこと、参列された全ての方に納得いただけるように、心を込めて葬儀を行うことの3つです。

大切な方を送るセレモニーだからこそ、従業員一同がまごころと丁寧さを込めてご奉仕させていただきます。川崎、東京近郊で葬儀を必要とされる方は、お気軽に花セレモまでお問い合わせください。

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